発振器とはDCバイアスを与えることで入力信号がなくても所望の周波数の信号を出力するものである。
発振回路は増幅回路と帰還回路から構成される。帰還回路に共振回路等を用いて周波数特性を持たせ、任意の周波数で以下に示す発振条件を満足させることで、発振させることができる。

\(\displaystyle\rm AB>1\)

\(\displaystyle\rm \angle AB=0\)

 帰還回路の構成は、並列帰還型と直列帰還型に分けられる。
発振器の構成として、よく知られるコルピッツ発振器とハートレー発振器は並列帰還型である。
高周波帯では、トランジスタの寄生成分を利用できるため、直列帰還型が用いられることが多い。